170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/08/04(木) 23:00:24.64 ID:4dlCoGwV0
織莉子「私が死ぬシーン、今の試写会で、鹿目まどかが”やったああああ”って叫んだのが癪なのだけれど」
ほむら「まどかもつい夢中になったのよ。見逃してあげて」
キリカ「私の出番少なすぎる…」
ほむら「キリカ、ごめんなさいね。ところで、あなたの台詞、”バターを切る”のとこ、元の映画と
一語一句変えないまま脚本に入ったのにはちょっと笑ってしまったわ」
キリカ「てか、私の扱い、ただのカカシどもと同じじゃないか」
ほむら「元映画のキャラに既に配役がついちゃって。もうポストがなかったの。あえて考えたのは、
カルロって兵士のポジションだったけど、それもなんかかわいそうだし」
さやか「ねえ転校生。私もさ、アンタの映画撮影の話に誘われて、サリー役演じたんだけどさ、見せてもらった
元の映画…その、『コマンドー』だっけ?の台詞と、結構違う台詞もあったよね」
ほむら「そのまま台詞をもってくると私たちの世界観と矛盾をきたす台詞もあったのよ。」
さやか「そうなんだ…」
ほむら「たとえば仁美との会話シーン。元の映画だと、”一口では言えん。とにかく俺を信じろ”
って主人公の台詞に、”無理よ私たちまだ出会って五分とたってないのよ”と言い返すシーンだけど。
シンディ役を演じてもらった仁美にこの台詞をそのまま言わせても、」
さやか「まあ、仁美と転校生は、会ってからさすがに五分はたってるね」
ほむら「ワルプルギスの前日という設定だから、少なくとも同じクラスになって一ヶ月近くはたってるわ」
さやか「一ヶ月たっても信用しないのも、確かにあれだね」
ほむら「そこで、その部分だけ台詞を原作の字幕版から引用してみて、ちょっと私なりに改変してみた。
その結果が、”今朝、ゾンビに命を狙われたの”という私の台詞に対する、”私だって狙いたいですわ”
という仁美の台詞。そんな感じよ」
まどか「私の最後の台詞、”ノー・チャンスだよ”は?」
ほむら「あれは、シュワルツネッガーの本来の英語の台詞ね」
杏子「あ!ほむら、ワルプルギスの夜で思い出した。結局あの作品、ワルプルギスの夜どうなったんだよ!?
あれだけ作中で言われてたのに、結局は忘れられたみたいに出なかったじゃないか。どういうコトだよおい!?」
ほむら「実は、撮影をはじめた最初からワルプルギスの夜なんてスルーして終わるつもりだったわ」
杏子「なん……だと…」
ほむら「その、杏子が言ってくれたような、”ワルプルギスの夜はどうしたんだよ!”みたいなつっこみを
受けながら、作品がエンディングを迎えるというのが狙いだった」
杏子「なんでわざわざそうするのさ…?」
ほむら「そこがなんというか、元映画の、『コマンドー』っぽいからよ」
杏子「はぁ…?」
ほむら「常に視聴者からツッコミという名の愛を受け続ける、それが『コマンドー』なの」
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