過去ログ - マミ「もう何も怖かねぇ!」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/07/26(火) 22:33:49.36 ID:IUly5t9D0
事を済ましたほむらが仁美のもとへ戻ると、仁美は自分の車の隣で肩をすくめていた。

「車がなくなりましたわ」

さっきの電柱との衝突で、完全に故障してしまったらしい。


するとほむらは、亡きさやかの横転した車に目を移した。その車に歩み寄り、カジャンと横転した車を手で押すと、
元の体勢に戻してしまう。

「これでできたわ」

ほむらが言うと。
仁美もどうしてだかは知らないが、自然と笑みがこみ上げ、顔が綻んでしまった。


謎の転校生のメチャクチャなペースに、ようやく慣れ始めたのかもしれない。
あるいは自暴自棄になったのかもしれない。


車は、さんざん体当たりしたせいで傷だらけになっていたが、走行はできる。

さやかの車の運転席にほむらが座ると、隣で助手席についた仁美にきかれた。

「美樹さんは?」

エンジン・キーを入れると、ほむらは答えた。「いってしまったわ」


車を一旦バックさせ、発進させる。夜風を受けて黒髪がゆれる。次の目的地は、杏子がいるらしいという教会だ。

ワルプルギスの夜がくるまで、あと7時間残っている。



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