過去ログ - 男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/24(日) 23:28:17.49 ID:jFKXrf9DO
男「なんで僕がトイレに行ってる隙にフェンスに登ってるんだよ」

女「フェンスって慣れると腰掛けやすいよ?」

男「頼むから学校の屋上じゃないとこのフェンスでやってくれ…」

女「ビルの屋上とか?」

男「屋上から離れてくれると嬉しいんだけど」

女「今から離れるつもりだよ?」

男「直接的な意味ではなくてさ…というかこちら側に降りてきてくれない?」

女「私のパンツが見たいのならもう少しこっちに来ればいいだけだと思うよ」

男「降りる時のパンチラを狙ってるわけじゃないさ」

見たくないと言えないのが情けない

女「じゃあそのままでいいんじゃないかな」

男「いや、だからさ…まぁ、もういいか」

女「いやいや諦めるのちょっと早くない?」

男「フェンスに登られた時点で諦めてたけど?」

女「見捨てられてた?!」

男「君が死ぬと悲しいから、僕の為に生きてくれ」

女「この流れで引き止められると本気で思ってたら引くよ?」

男「ダメかなー」

女「私がフェンスに登ってる時に言いましょうねー」

男「しかし本当に、どうやったら止められるのかな」

女「私に聞かれても答えられないんだって」

男「わかってるけど他に聞ける人もいないしなぁ」

女「君以外は忘れちゃうもんね」

男「僕に何かが出来ればいいのだけれど…」

女「じゃあ、また明日ね」


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/24(日) 23:29:40.83 ID:4zyVohV+o





以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/07/24(日) 23:32:50.57 ID:jFKXrf9DO
彼女はそう言うと腰掛けていたフェンスから後ろ向きに落ちていった

1階まで降りて外に出て彼女の姿を確認するが、これは見事な飛び降り自殺だ、と評価すればいいのかな

もう吐き気を催さなくなったとは言え好きな子が死んでるのを見ると泣きたくなる
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/24(日) 23:36:11.63 ID:jFKXrf9DO
―――――――――――――――――――――――――

一週間前、放課後の屋上に僕と彼女はいた

二人で話している内容は一昨日も昨日も自殺したのに今日、彼女がここに生きて存在することについてだ
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/24(日) 23:43:11.46 ID:jFKXrf9DO
女「2日連続で親が変わるのは変な感じがするよ」

男「あ、親は変わってるんだ」

女「昨日や一昨日の私は確かに死んでいるからねぇ、親は変わるみたいだね」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/24(日) 23:44:41.50 ID:jFKXrf9DO
男「昨日は学校にいったら君の席に違う子が平然と座ってて本当に驚いたんだけど」

女「まぁ昨日の私だよね」

男「普通にいつものように話しかけられて戸惑ったというか驚いたというか」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/07/24(日) 23:47:02.73 ID:jFKXrf9DO
女「止めた結果、私がどうなるかわからないけどね」

男「それが怖いんだよな、君が消えてしまうのは本当に怖い」

女「今の状況もずいぶんと怖い気もするけどね」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/24(日) 23:48:48.83 ID:jFKXrf9DO
女「褒めると言えばさ、君だけは前の私を忘れてないんだよね」

男「忘れるわけないじゃないか」

女「みんな忘れてるんだよ?」
以下略



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