過去ログ - あやせ「桐乃、お願いがあるの」 桐乃「改まってどうしたの、あやせ?」
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◆WNrWKtkPz.
2011/07/26(火) 23:53:25.38 ID:xOIawt630
俺と桐乃は1年ほど前までお互いの存在を無視しあう冷めきった関係だった。
ところがふとしたことで桐乃の趣味を知ってしまい人生相談をされるようになり、それをきっかけにまた話をするようになった。
そして桐乃に偽の彼氏ができたとき、俺は自分では自覚してなかった“妹”への想いを気付かされ、
俺に彼女ができたとき桐乃の俺に対する“兄”への想いを教えられた。
要するに俺はシスコンであることを自覚させられ、桐乃は俺に“自分を一番に見てほしい”と伝えてきたのだ。
だから俺は今までとは打って変わり、妹の桐乃と仲良くしようと思い始めた。
今回の料理についてもそれの延長線にあたると言っても良いんじゃないだろうか。
あやせにそのことを伝えると
「やっぱり、お兄さんは優しい人ですね」
と言いながらなぜか複雑そうな顔をしていた。
「……本当に優しかったら妹と喧嘩すらできないほど冷めきった関係にはならないと思うぞ」
「桐乃とお兄さんの間に昔何があったかわたしは知りませんから、それについては何も言えません。
けど初めてお会いしたときとか、わたしの相談に何度ものってくれたりとかしたじゃないですか。
これってお兄さんが優しいからできたことだと思います。」
「そ、そうか……」
なんで俺は妹の親友に優しいって褒められる、恥ずかしい目にあってるんだ?
しかもあやせの部屋でだから余計に恥ずかしいぞ……。
俺は恥ずかしさから話を変えることにした。
「な、なぁ。ところで桐乃の料理はどうなんだ?昨日、練習日だったんだろ?」
「それなんですけど……桐乃の場合、調味料を間違えるとかはしない代わりに、分量を全く計らなかったり
火を弱めるということをしないので、それが失敗の原因になってます」
「それだけを聞いてると、とてもあんなものができるとは思えないな……」
結局、この日は高坂家の夕食の時間に近いということで桐乃の料理に関する話はこれ以上はできず、俺は新垣邸を後にした。
何がきっかけと言われたらあやせとの誤解が解けたことがきっかけだったのだろう。
この日の翌日以降からあやせは俺と桐乃を巻き込み、何かと理由をつけては3人で出かけることが増えた。
それが後日、あんなことになるなんてこのときの俺は思いもよらなかった。
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