過去ログ - 紬「はみんぐばーど」
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141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 20:51:19.32 ID:PNdIIEYCo
 窓が開かないと知った時。 それでも小鳥達はめげず、何度も窓に体当たりを続けます。

 羽が舞い、ぼろぼろになっても尚、小鳥たちは諦めません。

 傷付く仲間を前に小鳥はもういい、もういいと…ついには泣き出してしまいます。

 ですが、それでも仲間は、必ず小鳥を外へ連れて行くと言い、何度も窓にぶつかって行きました。


 その光景を見ていた親鳥は思いました。

 子供を守る為の窓が、いつの間にか、子供を縛り付ける牢になっていた事に気付いたのです。

 懸命に窓を開けようとする5匹を見て、親鳥は互いに頷き、小鳥の為に力を添えようと誓います。


 小鳥の身体を支える親鳥の大きな羽、その羽が、窓をこじ開けようと力をかけます…

 そして、親鳥と5匹の小鳥、7匹の力が一つになったその時…

 小鳥を閉じ込めていた窓は…静かに、そして大きく開かれたのでした…。


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