59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)
2011/07/25(月) 19:20:31.19 ID:PNdIIEYCo
紬「…っ…りっ…ちゃん………」
気付けば、また私は泣いていた…。
律「…ああ…」
堪えてた涙がぽとぽとと芝生に吸い込まれていく…
そして私は、少しずつ…小さな声で、彼女に本心を打ち明けて行った―――。
紬「私…本当は……行きたくない……パーティー…行きたくない……っっ」
紬「私の…為に来てくれるって…言っても……誰も、私の事なんて……見て…くれてない……っっ」
紬「あの家で私は……ただのお嬢様で……私は…琴吹の…社長の娘で…っぅ…っうっ…」
律「…うん…うん……」
紬「もちろんね…嬉しくないわけじゃないの……私の為に遠くから来てくれる人もいるし…」
紬「私がいる事で……あの人達の為になるのなら…それでもいいって…最初は思えた…でもね……」
紬「でもね…違うの……あの人達が見てるのは…私なんかじゃなくって…私の後ろ……」
紬「私の後ろにいる…『琴吹』っていう…看板……」
紬「私…もう……嫌だ…っ……琴吹の為に、楽しくもないパーティーに参加するの…嫌だ……っっ」
律「……………」
231Res/182.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。