過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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[saga]
2011/07/27(水) 22:17:49.80 ID:E1NboJAP0
ほむら「…っく、えぐ…もう、どうしたらいいのよ…ひぐっ…」
勿論彼女だって、最初は誰もが傷つかずに皆で笑って帰れる、そんなハッピーエンドを望んでいた。
そして今も、本心ではそれを望んでいる。
上条は、そんな彼女の心を散々に掻き乱す。
彼の自己犠牲そのものが、今までの彼女の罪への断罪となる。
先輩を、後輩を、仲間を、知人を、街を。
色んなものを切り捨ててきた彼女への、糾弾となる。
――彼女が涙を流したことなど、いつ以来だっただろうか。
ほむら「…上条、当麻…私は、私は…」
ほむら「あなたを…救いたいと、思ってもいいのかしら」
少女の業と因果は、深まるばかり。
数日後、休日。
巴は待ち合わせの公園に早めに着き、上条が来るのを待っていた。
マミ(…用ってなんだろう…)ホワワーン
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
当麻「マミさん…俺、実はあなたのことが――」
マミ「…か、上条くん…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マミ(い、いやいやいや! 無い! 絶対に無い! なんで私こんな事考えてるの…!)
少年「あ、いたいた。お待たせしてすみません。ところで用ってなんでせうか」
マミ「えっ」
少年「えっ」
マミ「いや、ほらこのメール…」
From:上条くん
Sub:今度の日曜なんですけど
ちょっと用があるんで、
今度の日曜公園に来て下さい
相談したい事が…
少年「うぉ、なんだこれ上条さんはこんなの送った覚え…って送信BOXにはちゃんと入ってる!?
いや、でもほらこのメール…」
From:マミさん
Sub:今度の日曜
ちょっとした用があるから、
公園に来てもらえるかしら?
相談したい事があって…
マミ「うわ、何よこれ私はこんなの送った覚え…って送信BOXにはちゃんとあるわ!?」
少年マミ『………』ハァ
少年(暁美の仕業だな…)
マミ(暁美さんの仕業ね…)
マミ「…じゃ、お互いに用もない様だし、今日はお開きにする?」
マミ(なーんか、期待して損しちゃったかなぁ)
少年「え?せっかく集まったんだし、これから買い物にでも行きません?
普段パトロールとかやってたら、そんな暇ないでしょう?」
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