過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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48:1[saga]
2011/07/27(水) 22:24:16.61 ID:E1NboJAP0
ほむら「…本気? 魔法少女の真実を知れば、少なくともあなたは今のままのあなたで居られなくなるわ」

まどか「それでもだよ」

ほむら「私は転校初日に行ったはずよ…今が幸せなら、今から抜け出そうとしてはいけないと」

まどか「なら、今の私は幸せじゃないんだろうね」

ほむら「…まどか」

まどか「マミさんが死にそうになって!当麻くんが死にかけて!」

まどか「もう、何が何だか、わからないよ…」

ほむら「…わかったわ、まどか。あなたには、知る権利がある…いや、むしろ、知らなければならないのかも」


美樹はとぼとぼと帰り道を歩む。

さやか「はぁ…どうしたもんか…」

上条の言う事を信じるならば、もうCDをプレゼントすることは逆効果でしかない。
だからといって、何をすればいいか…よく、分からない。
上条恭介のために美樹さやかは何をすれば良いのか、いまいちはっきりしない。
ああして突き離されたのだから、いっそもう何もしなければ良いのだろうか。

さやか「あーあ…さやかちゃん馬鹿だからなー…わっかんないや」

と、通りがかった廃工場で、ふと知人を見つける。
時期外れのアロハシャツを着た、腕の長い男。

さやか「…当麻の友達の…土御門元春、だっけ?」

廃工場の周囲にフィルムケースを置いて回っている土御門を怪しく感じ、
美樹は彼のもとへ駆け寄る。

さやか「何してんの土御門−。あんた結構怪し…って、何!? アレ…」


ほむら「――しまった! 今日は…!」

まどか「ど、どうしたのほむらちゃん!?」

ほむら「しまった…何で忘れていたの…今日は、美樹さやかが魔法少女になってしまう日なのよ!」

まどか「そ、そんな! ほむらちゃんの言う話が本当だったら…」

ほむら「ええ、間違いなく彼女は魔女になる…! くそっ!間に合って!」

暁美は会計を手早く済ませ、駆け出した。
美樹を、魔法少女にしないために。


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