過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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47:1[saga]
2011/07/27(水) 22:22:24.22 ID:E1NboJAP0
不可解な上条の呟きに、違和感を覚える。

さやか「……えっ?」

恭介「バイオリンなんて、もう弾けやしないのに」ググッ…

声に気持ちが乗るとすれば、間違いなくこの言葉には絶望が乗っていた。

さやか「きょ、恭介…」

恭介「既に無くなってる希望突きつけて、そうだろ!? 僕をいじめてるんだろ!?」ガンッガンッガンッ

左手をCDプレーヤーに叩きつける上条。
それを見た美樹は思わず反発する。

さやか「無くなってる、って何よ! 諦めてんじゃない! 絶対、絶対治るよ…」

恭介「…言われたんだよ。現代医学では僕の腕は治らない」

さやか「…え? う、嘘、そんな…」

恭介「僕は、もうバイオリンを弾けないんだよ!」ガァアンッ!

さやか「い、いや…いやだ。そんなの認めない」

さやか「…奇跡も、魔法も、あるんだから…」

恭介「奇跡? 魔法? は、そんなものがあるんだったら僕の手は治ってるさ」

さやか「うぅ…」

恭介「…帰ってくれ」

恭介「帰ってくれっ!」ダン

美樹は、結局何も言い返せず…病室を後にした。


少年「いやー…買った買った。まさか上条さんがお洒落のための服を買う日が来るとは」

マミ「あら、もし良かったら今度も一緒に来る?」

少年「んじゃ、機会があれば。あ、マミさん家着きましたね。そいじゃ俺はここでー」

マミ「ええ、じゃあね」

少年「はいはーい、それじゃあまたー」

マミ(…はぁ)

マミ(なんだか、上条くんの事意識しちゃうわね…全く、暁美さんは)

――「お前がマミさんを殺せるなんて思ってるなら――まずは俺が、そのふざけた幻想をぶち殺す!」

マミ(うっ……)カァァ

マミ「だ、駄目よ私。上条くんは命の恩人であって、お人好しの彼の事だからきっと
  暁美さんにだって同じような事を…」

マミ(…って、私は何と戦ってるんでしょうね…)


マミ「あー、もう…あそこまでされて、好きにならないわけ、ないじゃない」


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