過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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63:1[saga]
2011/07/28(木) 23:08:46.07 ID:tFsi9idK0
少年「…あーあ…嫌な予感ばっかり当たるんだよなぁ…不幸だ、本当不幸だ」

杏子「人間くーん。あんた、本当にあたしの邪魔する気か?」

少年「ああ。昼間も言ったが、あいつに喧嘩売るならまずは俺を倒してからにするんだな」

それだけ言って、少年は駆け出す。
二人の間は約5メートル。
三歩で詰め、右の拳を振るう。

杏子「は、型も何もない、ただのケンカじゃねえか。そんなんじゃ――」

杏子「魔法少女のあたしは倒せないぜっ!」

軽々とその拳を避け、佐倉は蹴りを繰り出した。
突っ込んだ勢いはそのまま威力へと変換され、それは少年へのダメージとなる。

少年「・・ぐふっ! …まだ、まだぁっ!」

それでも少年は姿勢を立て直し、再び佐倉に立ち向かう。
だがしかしその度に、彼は殴られ、蹴られ、弾き飛ばされた。

杏子「…なーんでわっかんねえかなー。あの子もあんたも」

少年「うるっせえよ…さやかは、人の不幸を願うような奴じゃねえんだ…」

杏子「はん、戯言だな」

少年「…幼馴染の親友に突き離されて、ゾンビみてえな体にされて、何もかも全部失っても」

少年「世のため人のために戦う、そう宣言出来たあいつを、俺は信じる」

少年「いいぜ、お前が人間は無私ではあれない、いずれ人を恨むって、そういうなら」

杏子「おい、待て。どういう事だ、ゾンビって」

少年「まずはそのふざけた――え?」

此処にきて、見滝原にいる全ての魔法少女が、魔法少女の真相を知ることとなった。
事の真相と人の想いが、物語を加速させる。
あとは、ただひとり。

幻想殺しとバイオリニストが交錯するとき、物語は――


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