過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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第六回・破壊
◆J0nZQhi5n4XG
[saga]
2011/11/20(日) 23:16:47.03 ID:o94M6vyM0
もう手はない。
次に魔女が時を止めたとき、二人の命はあっけなく刈り取られるだろう。
時計の魔女が、時を、止めて――
マミ「――間に合えぇぇっ!」
しゅるしゅるとリボンが伸びてきて、時計の魔女に絡みつく。
時が止まっていても、発動者に触れてさえいれば……!
マミ「そう、動ける! 今回はリボンで代用させてもらったわ……!」
さやか「そして、そのリボンであたし達とマミさんを繋いである…これで、あたし達も動けるわ!」
杏子「喰らいやがれぇぇぇぇっ!」
マミ「行くわよ……コルポ・ディ・グラッツィア!」
さやか「制限版……ドラギナッサ・フィナーレ!」
投擲された巨大な槍に加速される光弾、そして射出された刀身が、時計の魔女を吹き飛ばす。
攻撃は魔女のレーザーで相殺されたようだが、少なくともダメージは与えた。
すたっ、と倒れる二人の傍に着地した二人は、油断なく魔女を見つめる。
さやか「マミさん…さっきのレーザーでリボンは焼き切られましたよ」
マミ「ええ……もう一度絡ませてあげるわ!」
杏子「早くしろ、時間を止められたら終わりだ!」
時間停止中の行動を可能にする『相手との接触』を最も容易に達成できるのは、巴マミの拘束魔法である。
だが魔法少女達の中で耐久性能が最も低いのも巴マミなので、この戦法は相当にリスキーなのだが、
しかし暁美と土御門が既に敗北している以上、そうも言っていられなくなった。
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