過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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◆J0nZQhi5n4XG
[saga]
2011/11/20(日) 23:17:29.82 ID:o94M6vyM0
ほむら「ま、待ちなさい! 上条は……」
杏子「あー? ボッコだよボッコ、もう死にかけ」
さやか「それでも大丈夫、恭介とまどかが見てくれてる!」
マミ「だから……」
ぐ、と巴はスカートの裾を握りしめる。
本当は自分だって嫌だ、今からでもあそこに戻って彼をどうにかしてあげたい、それでも。
巴マミは叫んだ。
マミ「だから私達がさっさとあの魔女を討伐して、上条くんを病院に運ぶ!」
ほむら「ま……ったく、あなた達は!」
暁美が明らかな怒気を孕ませて声をかけるが、
しかし美樹も、佐倉も…巴も、止まらなかった。
マミ「早く立ち上がりなさい暁美さん! 上条くんが死んでしまうわ」
さやか「行くよほむら!」
杏子「ほむら! あと土御門ォ! さっさとやるぞ、お前らそんな腑抜けじゃなかったろ!?」
ほむら「無理なのよ!」
ぽろぽろと涙を零しながら、暁美が怒鳴り返す。
絶望に負けてしまいそうな心を奮い立たせながら、叫ぶ。
ほむら「もう私にできることなんて、何も……!」
さやか「ほむら、てめっ……!?」
その態度に腹を立てた美樹が振り向き、驚愕する。
不審に思った巴と佐倉も、暁美の様子を確認する。
暁美ほむらの左手の盾が、あとかたもなく粉砕されていた。
ほむら「もう私に出来ることなんて、一つも……!」
さやか「ほむ、ら……」
暁美ほむらは見滝原最強の魔法少女にして、見滝原最弱の魔法少女だった。
か弱く儚い才能に途轍もなく強大な力を搭載した、歪な魔法少女だった。
力が失われてしまえば、彼女はただの弱者で……
不意を撃って放たれた魔女の光弾を避けることもできない存在だった。
恐らくはまた時間停止を使ったのだろう――光弾は、ふと瞬きをした瞬間暁美の眼前に在った。
まず自身を殺そうとした時計の魔女の戦法がまた暁美らしいとも言えるが、
何にせよ彼女にその光弾を避けるだけの力はなく、成す術もなく止めを刺され――
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