過去ログ - 上条当麻「魔法少女には絶望しか残ってないっていうなら――!」
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◆J0nZQhi5n4XG
[saga]
2011/11/25(金) 00:00:59.07 ID:zW6ZGBqw0
QB「……今度こそ、本当に、わけがわからないよ。君は既に魔法少女じゃないか」
ほむら「あら? 確かあなただったと思うのだけれど……『私と契約をした覚えはない』と言ったのは」
QB「だからなんだと言うんだい? どれだけゴネても魔法少女と再び契約を結ぶことはできないよ」
ほむら「そう、残念ね。ならば私はもう絶望して魔女化するしかないわ」
QB「それはありがたい。君の魔力では大した量にはならないけれど、これで一歩エネルギー問題解決に近づくよ」
ほむら「そうね。ところでインキュベーター、魔女が自我を持つ場合があるということを知っているかしら?」
QB「無論だ。あまりに強い想いがある場合……あるいは、自らソウルジェムを濁らせて魔女化した場合」
ほむら「正解よ。ならば今私が魔女化したら、どうなるのでしょうね」
QB「脅しのつもりかい? だとしたら、随分低レベルだね。今まで僕の邪魔をし続けてきた君の台詞とは思えないよ」
ほむら「脅し? まさか。ただの予告よ」
暁美ほむらは言い放つ。
インキュベーターに向けて、言い放つ。
ほむら「インキュベーター。私はあなたを絶対に許さない」
ほむら「私が魔女化したならば、私は永遠にインキュベーターの邪魔をし続けるわ」
ほむら「少なくとも、まどかと契約を結ぶことは、絶対に不可能になる」
QB「まあ、今こうしてマミ達が事情を聞いている以上、彼女らが君を討伐しようとすることはないだろうね」
ほむら「さあ、どうするのインキュベーター。答えなさい今すぐに」
時計の魔女の攻撃による爆音が何故だか遠くに感じられる。
たっぷり数分は経っただろうか、あるいは一瞬なのかもしれない。
ともあれそんな不思議な沈黙の末、インキュベーターが口を開いた。
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