過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/31(日) 01:46:31.87 ID:ADDk8zfIo

 結界が歪み、空間が元に戻る。そこは巴マミの住む部屋の居間だった。

 テーブルに置かれたカップに、グリーフシードが一つ。

 少し埃がかった絨毯の上に、巴マミの遺体が一つ。

 もう二度と動かない。
 もう二度と喋らない。
 あの優しい温もりに溢れた笑みを浮かべることも、もう二度と、ないのだ。
 当然だ。彼女は死んだのだから。

 びしゃっ、と液体状の何かが零れた音が聞こえた。
 まどかが胃の中の物を戻した音だった。

ステイル「君達は出ていた方が良い。なに、心配は要らないよ。こういった後処理は慣れているからね」

さやか「な、慣れてるって……あんたまさか燃やすつもり!?」

ステイル「当然だよ。まさかとは思うが、こんな状態の巴マミを警察に見せるつもりかい? 何も話せないのに?」

さやか「うっ……そりゃ……でも、ひどいよ……」

ステイル「……すまない。とにかく、出て行ってくれ」

ほむら「……私も手伝うわ。“彼女のグリーフシード”は、美樹さやか。あなたが持っていなさい」

ステイル(ん……?)

さやか「転校生……ごめん……」

 テキパキと遺体を集め、痕跡を消していく2人を見て、まどかが消え入りそうな声で呟いた。

まどか「おかしいよ……2人とも……こんなのおかしいよ……人が、マミさんが、死んだのに……」

まどか「そんな、平然としてられるの……? どうして……?」

まどか「こわい……こわいよぉ……やだよぉ……」

ステイル・ほむら「……」



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