過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/01(月) 13:53:54.04 ID:LZnhEvI0o

さやか「なっ……なによこれ!?」

 吹きぬける突風に当てられてしばらく呆然としていたステイルたちは、さやかの声を聞いて我に返った。
 そして彼女達に目線を移し――まどかは困惑し、ステイルは納得する。

まどか「え、あっ、あの……だれ?」

さやか「あ……あんた、何者よ!?」

杏子「気にいらねぇな……そーいうの!」

 さやかと杏子の得物の間に、一人の女性が割り込んでいた。
 腰まで届く黒い髪を束ね、白のTシャツとジャケットを着こなし、左足側だけが根元の辺りから切断されたジーンズを履いている。
 その女性は2mはあろう刀の鞘だけでさやかの剣を受け止め、空いた左手で杏子の矛先を掴んでいた。

さやか(あたしの剣を片手で、それもただの鞘で受け止めてる!?)

杏子(ちっ……空いた手で掴まれてるだけだってのに、槍がびくともしないだって?)

 本来ならばコンクリートで出来た地面に小さなクレーターを作りかねないほどの力を一身に受けながら、
 しかしその女性――世界に20人といない聖人である神裂火織は、涼しい表情を浮かべている。

神裂「私はあなた方と争うつもりはありません。ひとまず武器を収めてください」

さやか「ちょっ、あんたねぇ! いきなり出てきておいて!」

杏子「つーかさ、そういうことはまずアタシの武器を放してから言えよ。これじゃあ収める矛も収められないってもんじゃん?」

 杏子の言葉に同調した神裂が、あっさりと槍を手放す。
 その直後。神裂とさやかが立っていた空間を、容赦なく杏子の槍が切り裂いた。



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