過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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505:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/07(日) 01:51:02.52 ID:4bj7PFf6o

 その背中目掛けて、魔術もなにもかもをかなぐり捨てたシェリーが右の拳を繰り出した。
 だがほむらは紙一重でそれを回避すると、続けざまに繰り出された肘鉄をあっさりと右手で受け止める。
 そのまま軽く捻って、押しては戻し、足払いをかけて再び地面に這い蹲らせた。

シェリー「ッ……!?」

ほむら「愚かね」

 ギリギリとシェリーの身体を押さえ込みつつ、その首筋に狙いを狙いを定める。

シェリー「……頷くだけで良いんだ」

ほむら「……何のこと?」

シェリー「キュゥべぇじゃなく、事情を知ってる魔法少女の言葉なら……あの性悪女……最大主教だって納得するのよ」

シェリー「たったそれだけで、イギリス清教……いいや、イギリスという国一つが動くんだよ! 貴方達を救うために!!」

 左手に握った拳銃を、頚椎のある辺りに突きつける。
 引き金を絞れば、すぐに息絶えるだろう。ショックで気を失うだろうから、苦しむこともない。
 しかし――

ほむら「魔法少女(わたしたち)は、あなたたちに救ってもらわなきゃいけないほど弱くない――!」

 ほとんど反射的に、ほむらはシェリーの言葉に反論していた。

シェリー「なっ……」

 言葉を失ったシェリーの首筋に盾を叩き込んで昏倒させる。
 たとえあの“魔法”を用いずとも、魔法少女と人間とでは地力が違いすぎるのだ。

ほむら「……」

 動かなくなったシェリーの身体から離れると、ほむらは少し迷ってから口を開いた。

ほむら「これは独り言だけど……」

ほむら「魔法少女が絶望すれば、ソウルジェムは呪いを産み、穢れてゆく。そしてソウルジェムが黒く染まる時」



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