過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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624:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/17(水) 01:23:43.28 ID:ae63cLlCo

 しばらくの間、霊装から声が途絶える。
 代わりになにかががさごそと行き交い、複数の人間が何かを仕掛ける音だけが響き渡っている。
 やがて耳鳴りにも似た不快な音がほんの一瞬だけ鳴り響き、リドヴィアの息遣いが聞こえてきた。

リドヴィア『……教会自体に三重の結界を張り巡らし、この部屋自体に人払いと認識錯誤の術式を用いましたので』

ローラ「ふふん、手際が良きことね」

 言いながら、手元の霊装を指で弾く。

リドヴィア『それほどでもありません。ところで何故こんな回りくどいやり方で私に連絡を?』

ローラ「えー、だって新しい教皇は今頃大忙しなりけるでしょー?」

リドヴィア『それはそうですが』

ローラ「だったら魔法少女と魔女という無理難題に燃えに燃えるリドヴィアお嬢ちゃんの方が扱いやすしと思いたりてねー」

リドヴィア『……否定はしませんので。では本題に移りましょうか』

ローラ「そうね。魔法少女に関して、どこまで知識を得たりて?」

リドヴィア『正直に話すとお思いで?』

ローラ「自慢じゃないけど、こちらは人工的な魔法少女を製造する手段を設けていたりけるわ」

リドヴィア『お止めなさい! 魔法少女は魔女になる運命を科せられた存在で……はっ!』

 ローラの誘導に引っかかったことに気付きリドヴィアが口を噤んだ。

ローラ「ああ、そこまで知識が及びたるのね。おーけー♪ 無駄に交渉する必要が省けたるわー♪」

 ローラが笑いながら言った。



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