過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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791:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/27(土) 04:08:47.95 ID:MvUQlNx5o

――物語は加速する。
 既に時刻は十七時三十分を回っている。
 陽は沈みかけ、辺りは真っ赤に染まっていた。

アニェーゼ「あれだけ議論して、結局親友に呼びかけさせつつ十字架を配置するだけってんだから笑っちまいますね」

建宮「感情が無いなら呼び声に応えることもないと思うのよな」

まどか「お願いします。わたし、ただ見てるだけなんて嫌なんです!」

ステイル「……魂はまだそこにあるんだ。だったら可能性に賭けてみようじゃないか」

杏子「で、結界に突入するメンバーはどーすんのさ?」

ステイル「天草式とアニェーゼ部隊はバックアップ兼上条恭介達の捜索。入るのは僕と君、鹿目まどかと――」

 そこでステイルは後ろを振り向き、すぐそばに植えられた木に目を向けた。
 視線に気付いたのだろう、木の陰からばつの悪そうな顔をしながらほむらが姿を見せた。

ステイル「暁美ほむら。君も来るかい?」

まどか「ほむらちゃん、来てくれるの?」

 なぜか大きなショルダーバッグを提げたまどかが、喜色をあらわにほむらに声をかけた。

ほむら「……今回の件は私にも責任があるわ」

杏子「なんだよ、良いトコあるじゃねーか」

ほむら「ふん」

 ほむらを交えた四人は、建設途中のビル、その外壁に辿りつく。建宮とレッサーの二人はここで待機だ。
 団子をくわえた杏子が槍を作り出して斜めに一閃させる。結界への入り口が切り開かれて、道が繋がった。
 杏子が先陣を切り、ステイルが殿を務めるような形で進入するその瞬間、

レッサー「あ、そー言えば中心核に十字架をブッ刺せとか言ってたような――」

 そんな声を聞いたステイルは、帰ったらあのなんちゃって尻尾小娘に炎剣を叩き込んでやろうと一人決意した。



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