過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
1- 20
818:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/28(日) 01:08:01.98 ID:Opl+aDL4o

ステイル「まいったね、どうも」

ステイル「こんな予定じゃなかったんだが」

 そう言って、ステイルは口の中に溜まった血と奥歯の欠片を吐き捨てる。
 それから彼はルーンが刻まれたカードを手に取ると、魔力を込め直した。
 “倒れたまま微動だにしない”佐倉杏子とまどかの身体を守るように配置されたカードから、炎が溢れ結界が構築される。

ほむら「……まさかここまで使い魔の演奏が強いだなんて」

 体中にすり傷を負ったほむらが、苦しげに呟いた。結界に突入した彼らはまず始めに使い魔の演奏を耳にした。
 無論、事前の調査であの演奏に人間の心を揺さぶる効き目があるのは知っていた。きちんと対策もしてきた。
 だが使い魔の演奏はその対策を上回る速度で杏子の精神を凌辱し、ぐちゃぐちゃにし、乗っ取ったのだ。

ほむら「死ななかっただけマシかもしれないわね」

 杏子の攻撃でステイルが傷付き、隙を突かれたほむらが車輪による攻撃で傷付いた。
 二人は状況を把握するとすぐさま連携して杏子を気絶させた。させたはいいが、今度はまどかが心を乱された。
 仕方なくまどかも気絶させて、今に至るわけである。

ステイル「……彼女、佐倉杏子がこういった幻惑や幻想に弱いとはね。トラウマでもあるのかな?」

ほむら「いずれにせよ、今彼女が戦うことは無理でしょう」

ステイル「やれやれ。背負った十字架といい、結界内にいる人間を戒める力でもあるということかな。困ったものだ」

ほむら「無駄話はそのくらいにしておきなさい。来るわよ」

 魔女の背後から車輪が現れ、目にも止まらぬ速度で襲い掛かる。
 それらをほむらと協力して迎撃しながら、ステイルは声を大にして叫んだ。

ステイル「君の魔法は後どれくらい使える!?」

ほむら「グリーフシードに余裕があるから何度でも!」

ステイル「上等っ……だぁ!!」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/798.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice