過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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(神奈川県)
[saga]
2011/08/30(火) 02:02:28.59 ID:lyXJ21Kvo
ステイル「まだ死んでもいないのに、勝手に蘇らせようとしないでくれるかな?」
そこには、ぐったりとした恭介を背負うステイルの姿があった。
ほむら「……驚いた、まさか生きているなんて」
ステイル「おかげさまでね、どうやら神はまだまだ僕に試練を与えたいらしい……っと」
仄暗い光を纏った恭介を地面に横たわらせながらステイルが言う。
そのままてきぱきと恭介の身体を弄り回して、容態を確かめ始めた。
QB「……生きていたのは予想外だけど、結果は変わらないよ」
QB「穢れを一身に受けた結果、彼の身体に呪いが住み着いてしまったようだね。君の持つ手札ではどうにもならないよ」
ステイル「あーそうだね、うん、そうだ……おい、さっさとこっちに来い!」
ステイルが声を大にして言うと、彼のすぐ背後、一メートルほど段差がある場所から一人の少年が姿を覗かせた。
「お? 無我夢中で抱え上げたんだけど、やっぱあん時会った人じゃん」
ステイル「知り合いか?」
「結界の途中で会ったんだよ。時間が無かったから道作ってあげて別れたけど……へぇ」
ステイル「……まったく、さっさと右手で触れろ」
ステイルに促されて、ツンツン頭の少年が右手で恭介の額に触れた。
たったそれだけだ。たったそれだけで、恭介の体を蝕んでいた仄暗い光が消えうせた。
目蓋を薄っすらと開けて、恭介が瞳を右に左に揺り動かす。口をもごもごと動かしているが、よく聞き取れなかった。
QB「……何がどうなっているんだい?」
ステイル「見ての通りさ。この男の右手は、ありとあらゆる異能の力を打ち消す右手でね」
イマジンブレイカー
「名付けて、『幻想殺し』ってな」
QB「……異能? 幻想殺し? こんな情報は……どこにもない、わけが分からないよ」
まどか「……さやかちゃんは?」
まどかの口元から、疑問がこぼれる。
対して、ステイルは右手を振るだけだ。
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