過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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861:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/08/30(火) 02:02:28.59 ID:lyXJ21Kvo

ステイル「まだ死んでもいないのに、勝手に蘇らせようとしないでくれるかな?」

 そこには、ぐったりとした恭介を背負うステイルの姿があった。

ほむら「……驚いた、まさか生きているなんて」

ステイル「おかげさまでね、どうやら神はまだまだ僕に試練を与えたいらしい……っと」

 仄暗い光を纏った恭介を地面に横たわらせながらステイルが言う。
 そのままてきぱきと恭介の身体を弄り回して、容態を確かめ始めた。

QB「……生きていたのは予想外だけど、結果は変わらないよ」

QB「穢れを一身に受けた結果、彼の身体に呪いが住み着いてしまったようだね。君の持つ手札ではどうにもならないよ」

ステイル「あーそうだね、うん、そうだ……おい、さっさとこっちに来い!」

 ステイルが声を大にして言うと、彼のすぐ背後、一メートルほど段差がある場所から一人の少年が姿を覗かせた。

「お? 無我夢中で抱え上げたんだけど、やっぱあん時会った人じゃん」

ステイル「知り合いか?」

「結界の途中で会ったんだよ。時間が無かったから道作ってあげて別れたけど……へぇ」

ステイル「……まったく、さっさと右手で触れろ」

 ステイルに促されて、ツンツン頭の少年が右手で恭介の額に触れた。
 たったそれだけだ。たったそれだけで、恭介の体を蝕んでいた仄暗い光が消えうせた。
 目蓋を薄っすらと開けて、恭介が瞳を右に左に揺り動かす。口をもごもごと動かしているが、よく聞き取れなかった。

QB「……何がどうなっているんだい?」

ステイル「見ての通りさ。この男の右手は、ありとあらゆる異能の力を打ち消す右手でね」

         イマジンブレイカー
「名付けて、『幻想殺し』ってな」

QB「……異能? 幻想殺し? こんな情報は……どこにもない、わけが分からないよ」

まどか「……さやかちゃんは?」

 まどかの口元から、疑問がこぼれる。
 対して、ステイルは右手を振るだけだ。



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