過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/07/28(木) 00:48:50.29 ID:A1e8z63Fo

――700m離れたビルでそんなやり取りが行われているとは知らず、佐倉杏子は苛立たしげに土を蹴った。

杏子(魔女は出ねーし、ストーカーおびき出そうとしてわざわざ使い魔の結界の中に隠れても尻尾出さねーし)

杏子「だああぁッもう! ムカムカすんなぁー!」

 実際のところ、そのストーカー――つまり建宮たち――だが。
 神裂が来るのが遅ければ、緊張と疲労によって不自然さが出ていた建宮たちの監視を、
 経験豊富な杏子が視線を辿って位置を特定することは容易かったであろう。

 別に建宮達が弱いからとか、未熟だったりするからとかではない。
 前途の通り、杏子が強過ぎるのだ。

杏子(一般ピーポーにアタシに気付かれないように見張るなんて芸当が出来るはずがない)

杏子(だとしたら残るは魔女か魔法少女。魔女にんな知恵はねーから……)

杏子「やっぱ魔法少女か! 力がねーからってちんたらしやがって!」

杏子「見つけたらゼッテーにぶっ倒してやっかんな!」

 残念なことに、神裂火織――彼女はもはや、少女と呼べる若さではないのだが。

 それは神裂の顔はおろか声すら知らぬ杏子には到底知り得ないことだった。



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