過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/13(火) 00:53:56.08 ID:OmW/nac8o

ステイル(しかし……)

 途中で朝っぱらから尻尾をぶんぶん振り回すレッサーにデコピンをかましたり、
 “バケツみたいな帽子”を被った妙ななりの少女や、“眼帯で右目を覆った”少女とすれ違ったり、
 ボロボロなゴシック調の服装のままうろつくシェリーを生暖かい視線で眺めたりしたステイルは、ふと疑問を抱いた。

ステイル(この街は少し変わり者が多いな
       僕みたいにまともな英国紳士は少数派というわけかい? ああ嘆かわしい)

 身長2mの神父がどの口でほざきやがるんだ、とシェリーがジト目で睨むのも気にせず彼は歩き続ける。
 そうして歩き続けた結果、彼は見滝原中学の真正面にある校門にたどり着いた。
 それから門に背を預けて自分のことを待ってくれていたほむらに片手を挙げて話しかける。

ステイル「やあ、待ったかい?」

ほむら「気持ち悪い猫撫で声はやめなさい。冗談抜きで今来たところよ」

ステイル「朝の良い気分が君のせいで台無しだな……じゃあさっそくだが“範囲”を教えてもらえるかい?」

ほむら「時と場所も考えられないのかしらこの馬鹿神父は。教室へ行きましょう。あそこなら落ち着いて話せるわ」

ステイル「君にしてはまともな案だ。お手柔らかに頼むよ」

ほむら「それはあなたのオツムの出来次第よ」

――余談だがこの二人は徹夜で作業をしたり武器を盗み出したりしているために寝不足気味である。
 そして寝不足から来る苛立ちのせいか会話の節々にひどい暴言が混じっているのだが、
 やはり寝不足のために頭の回転が致命的に鈍っている二人はそれにはまったく気付かず教室へと向かうのであった。



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