過去ログ - ほむら「あなたは何?」 ステイル「見滝原中学の二年生、ステイル=マグヌスだよ」
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968:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2011/09/13(火) 00:58:38.88 ID:OmW/nac8o

ステイル「そのままの意味だよ。僕は中間試験は受けないからね」

まどか「えー……いくら数学が苦手だからってサボったらダメだよステイル君」

ステイル「そこまでみっともない真似はしないよ。そもそも学校にいないからね」

恭介「もしかして、その……例の魔術師の仕事かな?」

ステイル「こうしてこの場にいるのも仕事なんだけどね……」

 ステイルの弁当箱から玉子焼きを盗み食いしていた杏子が、目を細めて箸を持ち直した。
 ほんの少しだけ考えるような素振りをして、それから短く何かを呟き、得意気な顔をして喋る。

杏子「もしかしてアンタ、近い内に学校辞める気か?」

 お見事、と答える代わりに首を縦に振る。
 目を丸くしたまどかが何かを言おうとして舌を噛み、涙目になった。あれは痛そうだ。
 そんな彼女の頭をさりげなく撫でながら、立ち直ったさやかが不満そうに口を尖らせた。

さやか「なにそれ、どーいうことよ?」

ステイル「どういうこともなにも、そのままの意味だよ。ワルプルギスの夜を撃退したら僕はイギリスに戻って、
       いけ好かない上司に直談判を申し込む。魔法少女のしがらみやらなにやらを取り除くよう願い出るつもりさ」

まどか「それが終わったら、また戻ってくるの?」

ステイル「それはないだろうね。今抱えている問題が終わったら今度は新しい問題の解決に勤しむだけさ」

さやか「なーんかむかつく。じゃあそれが終わったら? 休みとか使って来れないわけ?」

 そう言われてもね、とステイルはただただ苦笑する。
 自分と彼女達とでは住む世界が違うのだ。わざわざ自分が会いに行く必要などないだろう。
 なぜか黙り込んでしまったほむらの様子を窺いながら、ステイルは肩をすくめてみせる。

ステイル「それが人生というものだよ」



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