過去ログ - 唯「私は、誰と恋をする?」 【百合シミュレーションSS】 Part3
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810:1です ◆duJq3nZ.QQ[saga]
2011/09/20(火) 01:23:36.34 ID:4cmN3ivS0


唯「(……そうだよ、私、ムギちゃんに心配かけちゃったり相談に乗ってもらってばかりで……)」

唯「…………」

律「ん、唯?」

唯「……私、手伝うよっ、ムギちゃん」


少しどもり気味になりながらも、律から離れて紬のところに向かった。
紬は唯の気配に気づき、そっと後ろを振り返る。
そこには、どことなく緊張したような顔をした唯がいた。
紬は眉をハの字にしつつも、微笑みながら言う。


紬「……唯ちゃん。気持ちは嬉しいけど私一人でも大丈夫よ。すぐに美味しいお茶淹れるから待ってて?」

唯「あう……え、えっと……でも……」

紬「…………」

唯「……お手伝いしたいなって…………だめかなぁ……?」

紬「だ、だめなんてそんな……」

唯「あっ、そ、そうだね、私ドジっちゃうかもしれないし……」

紬「……ううん、そうじゃないわ」


珍しく弱気な唯に、紬が優しい笑みを浮かべる。


紬「だって、唯ちゃん、『私の』お茶を飲まないと、喉の具合がよくならないんでしょ?」

唯「……あっ! ぞ、ぞうだね……」


思い出したように声を濁らせる唯に、また紬はくすりと笑う。


紬「だから、私頑張って唯ちゃんの喉を治すわ……なんてね」

唯「……ムギちゃん……えへへっ」


少し茶目っ気をこめた紬の言葉に、唯も思わず頬が緩んだ。
先日、紬と妙な空気のまま会話が終わったことが気にかかっていたが、それが少しほぐれていくのを唯は感じていた。
紬は、唯と話しながらも、無駄のない手つきで順調にお茶の準備を進めていく。
紬のてきぱきとした仕草に、何となく手持ちぶさたな感を覚えながら唯はそれをじっと見つめていた。


*選択肢*

A:「ムギちゃん! やっぱり私お手伝いしたいよー」
   引き続き手伝うことをムギちゃんに言ってみよう。

B:「じゃあ、どうせだからお茶の淹れ方教えて?」
   手伝いが必要なければご教授願いますっ!!

C:「三人とも、何してるの?」
   何かを話しているりっちゃん、澪ちゃん。それを見ているあずにゃん。ちょっと行ってこよう。

D:「ふあ……なんか眠くなってきちゃった……」
   もうすぐティータイムだし、起きてなくちゃ……うう、Zzz……。



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