51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:16:51.39 ID:0bTRCMGX0
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魔王「……見ろ。お前の術で砕けた邪気がこの星全域に伝播するぞ」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:20:59.36 ID:0bTRCMGX0
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:23:40.88 ID:0bTRCMGX0
*「誰だ」
「私かね。私は――神だよ」
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:26:52.00 ID:0bTRCMGX0
神「この宇宙は全てが剣と魔法の世界」
神「構成された世界にはありとあらゆる種族が跋扈し、コミューンを形成し、それらに様々な形式で依存し敵対し、ヒトが生を営んでいる」
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:30:58.38 ID:0bTRCMGX0
神「私が事の重大さに気付いたときには、十数個の世界が崩壊していた」
神「理解できなかったのだ。魔王はとても純粋で、純真だった」
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:33:15.65 ID:0bTRCMGX0
*「……お前が、止めろよ」
神「無論、過去に全力を持ってあれを抹消しようとしたさ。だが、結果は数個の世界を巻き込んだ上の無惨な敗北」
神「その戦争で私はあれに肉の体を削られ、灰燼と化された」
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:35:33.07 ID:0bTRCMGX0
神「違うな。……勝てなかったのではない。届かなかったのだ」
*「何?」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:36:48.70 ID:0bTRCMGX0
*「…………はぁー……」
*「……わかった、やるよ、俺」
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:38:01.51 ID:0bTRCMGX0
神「――ヒトの身でこの星霜圏を潜った事により、お前の肉体は位相を超える事が出来る」
神「どんな世界へ行くも、思いのままだ」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:41:55.35 ID:0bTRCMGX0
――ここは魔帝に支配された世界
天空の国から地の底まで、境界の全てを侵し……残るは矮小な人間のみを残した世界
絶望が蹂躙するこの世界に現れたのは、闇に差す一筋の光。
そう、勇者である。
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[saga]
2011/07/28(木) 12:43:16.19 ID:0bTRCMGX0
魔法使い「んまぁ、あの子供。誰もが救国の英雄の旅立ちに涙しているというのに……モチロン救国の英雄とはこの」
女戦士「城の芝生で素振りか。剣の方は錆びて使い物にならんだろうが、あの歳の子供には重かろうに」
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