21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2011/07/28(木) 16:02:03.08 ID:DNOa7QlF0
少女は状況を把握しきれず、ただ息を殺して男の様子を伺っていた。
暗くて初めは分からなかったが、目を凝らして見ると少年の傍らには黒い豹が寄り添っているのがわかる。
そして、そこへ二つのかしましい声が近づいてくる。
???「ちょ、ちょっとまどか! 一体どうしたって言うのよ。ひっぱらないでって」
???「こっちこっち、さやかちゃん急いで、って……あれ?」
まどかと呼ばれた少女は、先ほどまで探していた声の主よりこちらの方を無表情でじっと見つめてくる少年に気を取られた。
しかし、しばらくしてからその傍らで傷つき横たわる何かに気付き、その様子に慌てる。
さや「うわっ、なにこれ、ぬいぐるみ?? 生きてるの?」
まど「たいへん! 怪我してる……あ、あの、え、えと……」
こちらをじっと見つめる少年は自分よりいくらか年上に見え、手を借りようと声をかけようとするも、ついためらってしまう。
バビル「ふむ、二人ともテレパシーの素養があるな。魔法少女のタマゴとはこういうことか」
まど「ふぇ?」
さや「(こ、この人やばいかも)」
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