過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/08/15(月) 01:32:18.63 ID:itpxcIft0
ヴェント「喰らえ!」

ヴェントの風のハンマーが振り下ろされた。
しかし、鈍器で殴ったような鈍い音は一切しなかった。
ズブブと、ハンマーがウリエルに飲み込まれている。

ヴェント「ビンゴ!」

一見不発のように見えるが、これがヴェントの狙い。
初めから攻撃するつもりで、ハンマーを振り下ろした訳ではなかった。

ヴェント「吸収!」

元『神の右席』後方のアックアは、かつて自身の属性と適合する天使ガブリエルの
『天使の力』(テレズマ)を、わずかであるが体の中に抑え込んだと言う。
しかし、それは無謀というものだ。莫大なテレズマを吸収すれば、吸収した者は
そのエネルギーに耐えきれず、内側から爆発する。

だが、それは天使が万全状態の話。
今回の場合は違う。ウリエルは既に瀕死だ。今のウリエルなら吸収しきれる。
そして同時にパワーアップも出来る。ヴェントはそう考えていた。

しかし、現実はそうは甘くなかった。ウリエルの総量のわずか5%。
たったそれだけのテレズマを吸収しただけで、ヴェントの体は悲鳴を上げていた。

ヴェント(ここまでの……力を……!)

だからと言って、ここで退く訳にはいかない。今この現場でまともに戦えるのはヴェント1人。
もしリタイアすれば、少女達は殺され、病院は破壊される。

ヴェント「天使ごときが……なめんなァー!」

ヴェントが咆哮する。体からは血が噴き出す。それでも吸収を止めない。
そうして10%を吸収したところだった。

ヴェント「がは!」

先に限界を迎えたのはヴェントだった。血を噴き出し、地面へ真っ逆さまに落ちていく。

結標「くっ!」

結標が力を振り絞り、ヴェントを一気に地面の数cm上まで横にしてテレポートさせた。



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