過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/09/06(火) 03:15:10.27 ID:iNh2rC4q0
オティヌス「はは。案外、呆気ねぇもんだなぁ」

ボロ雑巾のようになっているオッレルスを見下しながらそう言った。
そこへ音速以上の速度で走ってきたシルビアが、オッレルスを介抱した。

シルビア「オッレルス!オッレルス!!」

抱え、呼びかけるが返事は無い。一応呼吸はしているので生きてはいるが。

オティヌス「あーあ。所詮『魔神』に“近い”だけで『魔神』じゃなけりゃ
      『魔神』の領域に達した俺には勝てないってことか。
      それにしても差があり過ぎだろ。もうちょっとは楽しめると思ったのに」

シルビア「アンタ……何をしたの?その体は一体……?」

オティヌス「見たらわかるだろ。今の俺は言葉や形だけじゃなく、本当の意味で
      『魔神』になったんだ」

『魔神』とは『魔術を極めすぎて、神様の領域にまで足を突っ込んでしまった』人間の事である。よって厳密には、まだ不完全な『北欧王座』しか使えないオッレルスも
『魔神』という座だけは冠していても、実際はオッレルスに負けるほどでしかないオティヌスも
『魔神』とは言えない。それなのにオティヌスは“本当の意味で”『魔神』になったと言った。

オティヌス「まあ魔術を極めた訳じゃねぇけど、神に等しい強さの力を取り込んだんだから
      『神』って言う表現は間違いでもねぇよなぁ」

シルビア「どう言う……意味……?」

オティヌス「聖人って言うのは、身体は丈夫でも、頭の方は弱いのかなぁ?」

シルビア「いいから、答えなさいよ……!

オティヌス「……この状況で強気だとは、お前、面白ぇな。
      さっき俺が言った事思い出せ。そしたら分かるだろ」

シルビア「まさか……いや、けど、そんなこと、有り得ない……!」

オティヌス「ま、普通はそう言う反応だわなぁ。
      自慢じゃねぇけど、多分、この世界でこんな事が成功したの俺だけだと思うぜ」

狼狽するシルビアに、オティヌスは笑ってそう言った。



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