過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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437:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/09/12(月) 16:29:14.15 ID:Ih+JMOPW0
時は少し遡り、AM9:05。
ロシアへ向かう途中の海上で『神上』と『神浄』は対峙していた。

禁書「――『書庫』内の10万3000冊により、天使を迎撃した魔術の術式を逆算……
   該当する類似の『力』を特定。おそらく『竜王』(ドラゴン)の力だと思われます」

そう。上条の中に居たのは『竜王』。『幻想殺し』は莫大な異能の塊である『竜王』を
封じ込めるための『蓋』でしかなく、『蓋』を解いた今の上条は『竜王』の力の一部を使役できるのだ。

禁書「――『竜王』の力を使役する者に対して有効な魔術のくみ上げに成功しました。
   これより有効魔術『聖ジョージの聖域』を発動、天使を迎撃したものを破壊します」

バギン!と言う音と共に、インデックスの両目にあった2つの魔法陣が拡大した。
それは直径2mほどの大きさで、重なるように配置された。

上条「――何か来るな」

上条当麻は記憶喪失である。この状態のインデックスは、イギリスのクーデター後に
フィアンマと共に見た事はあるが戦った事はない。
それでも、もう少しで攻撃が来るだろうと言う事がなんとなく分かった。直感ではなく、経験として。

ズズズズズ、と翡翠色のエネルギーが上条の右腕から滲み出し、包み込んだ。
それは『竜王の顎』(ドラゴンストライク)を象った。その顎が大きく開かれる。

一方でインデックスの方も、人の頭では理解できない『何か』を歌い終わった。
直後、魔法陣の重なった部分に『亀裂』が入った。そこから莫大なエネルギーが滲み出ているのが上条には分かった。

上条「来い!お前の全てをぶつけてみろ!」

直後、ゴッ!と亀裂の奥から直径1mほどの光の柱が発射された。
『竜王の殺息』(ドラゴンブレス)。究極の一撃がインデックスから10mほど離れた上条に一直線に向かう。

上条「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

上条の咆哮と共に大きく開かれている『竜王の顎』から、光の柱が発射された。
同じく『竜王の殺息』。そして究極の一撃と究極の一撃がぶつかりあった。



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