過去ログ - アレイスター「さあ、最後の晩餐(ショータイム)だ」
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453:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/09/12(月) 16:59:55.60 ID:Ih+JMOPW0
上条「はぁ……はぁ……」

上条は『竜王の顎』で水の総量の半分ほどをを飲み込み、何とか2本の足で立ってはいたが、大ダメージには変わりなかった。

アレイスター「電気がよく通った水のお味はいかがかね?」

軽口を叩くアレイスターに、上条は言い返す気力もなかった。

アレイスター「これで分かっただろう?さあ、早くさらなる力を解放するんだ。
       さもなければ、土御門を初めとする、君の大切な人達を消していくが?」

上条(くっ……そ!)

上条には分かっていた。このままではこの『人間』には勝てない。大切な仲間達が殺される。

しかし、これ以上の力を解放すれば、それを御しきれはしないと、なんとなく分かる。

上条(どう……すれば……)

と上条が渋っている心を読んだアレイスターが口を開く。

アレイスター「大丈夫。たとえ君が力を解放して自我を失おうが、私が倒してみせるよ。
       それに、さっさと解放してくれないと、私も少々手荒な事をしなければならなくなるが?」

そう言って、指を鳴らした。すると虚空から鮮明な画像が現れた。
そこに映っていたのは、地面に伏している御坂美琴。

アレイスター「一度だけ言う。私がもう一度指をならせば、彼女は粉々に弾け飛ぶ。
       正直、妹達が死んだ時点で、彼女は“脅威”になる可能性の方が高いから
       殺そうかどうか迷っていたんだよ。ま、今の説明は要らなかったね。
       3秒カウントする。3秒以内に力を解放しなければ、彼女は吹き飛ぶ。では、3」

上条(外道が!)

アレイスターの言っている事はハッタリではないだろう。
事実、妹達を容赦なく殺した。このままでは、御坂が死ぬ。

アレイスター「2」

土御門「カミやん!迷っている暇は無い!カミやんなら大丈夫だ!」

今迄の戦いの煽りを受けて、割とボロボロの土御門が叫ぶ。

上条(駄目だ……俺が暴走しちまったら……俺が皆を殺しちまうかもしれない……!)

アレイスター「1」

土御門「カミやん!」

上条「くっそがああああああああああああああああああああああああああ!」

アレイスター「ゼーー」

ロ、と言って金髪のアレイスターが指をならそうとした時、ズシャア!と、その体が真っ二つに引き裂かれた。



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