過去ログ - ほむら「……『ミラクルワールド』?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/28(木) 23:41:58.98 ID:JKjsBTQh0

???『キシャァァァァァァァァァ』

その怪物が名状しがたい呻り声を挙げ、その鋸の様な歯を露わにする。
ガラス玉の様な赤い複眼には、あからさまなある感情が浮かんでいる。
すなわち―――『食欲』ッ!!

ほむら「ひぃっ!?」

歴戦の魔法少女である筈のほむらは、自分に向けられた『食欲』に対し、
普通の少女の様に悲鳴を挙げた。

この場における彼女は、本当に、普通の少女に過ぎなかった。

ほむら「(まどか!!)」

思わず胸中にてその名前を叫びつつ、その両眼を恐怖にぎゅっと瞑った。
―――その時であった


――――『 SHOOT ☆ VENT 』


聞き慣れぬ、男性声の電子音声が響いたかと思えば、
どこかから飛来した銃弾の数々が、蜘蛛の魔女の体を穿ち、その巨体をよろめかせる。

驚いて目を見開いたほむらの目の前を、青い影が走ったかと思えば、
彼女の脚に絡まっていた糸が断ち切られ、その主によって、ほむらの体は抱き上げられ、
さらう様に窮地から救出される。

???『うーーし……救出成功っ!!』
???『危なかったわね……間一髪って所かしら』
???『蜘蛛の魔女“ディスパイダー”……前に斃したと思ったが、復活してやがったか』

続いてほむらの耳に飛び込んで来たのは、聞き覚えのある連続する三人の人物の声。
青と、黄色と、青の、魔法少女の声。




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