125: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/04(木) 20:28:02.57 ID:r56TljZ8o
「黄泉川さん……」
少し不安げに久慈川は黄泉川を見上げる。
その表情を見た黄泉川は真剣なまなざしで久慈川を見た。
「どうしたじゃん?」
「超能力って……本当は私が思ってるよりすごいんですねよね?大丈夫かな……」
「……ぷっ、大丈夫じゃんよ。あんたは部隊長なんだから、
後ろでふんぞり返ってりゃそれらしくなるさ」
「むっ、黄泉川さん?子供だからって馬鹿にしてるでしょ?」
「違うじゃん、「年相応」に扱ってるだけじゃんよ」
「もう!ひっどーい!」
少しだけ心を開いてくれたのか、久慈川は最初の頃とは違いかなりフランクに話してくれるようになった。
これが『公』に引っ張られたものなのか、はたまた本来の『私』なのか黄泉川にはわからないが、
せめてこの場にいる間だけでも本音で話してくれたらうれしいと黄泉川は思う。
『今日しか会う事がない』からこそ話せる事もあるだろうから。
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