過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
1- 20
185: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/09(火) 05:13:13.01 ID:wCXd1NCbo
・・・

あれから30分程経過した。

若きプロデューサーの真っすぐな思いと、学園都市の思惑がぶつかり合った結果、
プロデューサーが折れる形で落ち着いた。

やっぱり権力って怖い。

それでも黄泉川愛穂が気を利かせた為、
なるべくプロデューサーの意向には従う形でこれからの予定を立てる、と言った形でプロデューサーを納得させた。

そんな訳で研究所などの要所要所は、さりげなく避ける形で学園都市内を行脚していた。
だが、特に面白いものがあるわけでもないので、バスで移動中だ。

次の目的地は父兄参加型の競技で、
許可は得ているのでそれに混ぜてもらえば番組的にも面白いだろう。

「見回りも、何も見つからなかったら暇ですね」

「基本的には大覇星祭じゃ交通整理が主な任務じゃん。そっちが良いってなら……」

「い、いえ止めておきます……」

久慈川りせはロケバスの窓から辺りを見回しながら、黄泉川愛穂に向かって口を開いた。

科学技術が進んでいると言うから、久慈川は少し近未来的な都市を想像していたのだが、
近未来的なものはそこまで見られなかった。

区画された道路に、建ち並ぶビルや店舗。日本では普通にみられるオフィス街と言った外観だろう。
とはいえ、自動清掃ロボや無人のロケバス等は初めての体験だったのだが。

「アイドルが交通整理って新しいンじゃねェの?」

久慈川が交通整理をする姿を想像したのか、
一方通行はニヤニヤしながら冗談交じりにアンチスキル本来の任務を勧める。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice