311: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/16(火) 09:25:21.70 ID:9TmIZQtZo
そんな事情も相まって制服の受け取る日は本日九月三十日で固定しているのだ。
それでも服飾の店はデスマーチ確定なのだが、
何にせよ今日の学園都市は午前授業確定なのである。
ちなみに、御坂は去年と比べ特に大きくなった所はない(誠に遺憾ながら)ので、
彼女にとっては今日と言う日はただの短縮授業だ。
と言う訳で、御坂は今日と言う日を上条当麻に対する『罰ゲーム』の日として定めることにした。
大覇星祭における御坂と上条の争いの軍配は、御坂に上がったのだ。
順当と言えば順当なのだが、御坂は罰ゲームを何にするか全く考えてなく、
『何でも言う事を聞かせる』とは斯くも魅力的で、
斯くもあそこまで人間性を露わにするとは御坂も思っていなかった。
大覇星祭での勝負がつき、ドヤ顔で上条の前に立った時、
上条が土下座しながら『何でも命令するがよい』と言われ、
何でもってことはあんなこともこんなことも、と脳内を一気にめぐって御坂は顔を真っ赤にさせて逃げ帰ってしまった。
御坂は純朴なのであんなことやこんなこと、と言うのは「手をつないだりとか一緒に買い物行ったり」とかそういうあれなので、
不純な想像をした輩は心が穢れているので煩悩を払いに寺に行くことを勧める。
兎にも角にも、結局罰ゲームをこなす前に上条が北イタリアなどに旅行へ行ってしまった為、
罰ゲームを行う日がこのような月末まで伸びてしまった。
「何してもらおっかなー……ふふ」
御坂が今日の予定に1人思いを馳せていると、隣のベッドがガタリと揺れた。
(あんの類人猿ンンン!!!お姉さまを毒牙にかけおってからにぃぃ!!!)
白井黒子。
彼女は昨晩御坂があーでもないこーでもないと今日の予定を考え続けているのを見せられ続けていた為、
彼女もまた寝不足でパンダの様な隈が出来てしまっている。
まさに白黒。とか言うとテレポーターの本領発揮されそうなので何も言わない事にする。
そんな訳で化粧台の前で身もだえする御坂と、ベッドの中で身もだえする白井。
今日もまた長い一日が、幕を開ける。
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