398: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/25(木) 00:47:30.54 ID:ygwqLV1Vo
「……とりあえず救急車だな」
「……うん」
頭の理解が追いつかないが、
ここまで落ち着いていられるのも互いに互いがいたからだろう。
もし仮に1人でこの状況に陥って居たら混乱は必至だったはずだ。
携帯電話でお決まりの番号を押してコールセンターへと接続した。
こういった通報は初めてという訳でも無いので落ちついて状況と場所を説明し、電話を切る。
一先ずはこれで大丈夫だろう。
だが、この現象の原因が未だに不明。
ならばそれをなんとかせねば、
目の前で倒れているアンチスキル達の様な人間が続々と増えるに違いない。
これからどうしようか、考えるところで地面に転がっている
無線機からノイズ交じりの声が聞こえてきた。
『ザッ……聞こえるか……ザザざザざざ……侵入sザザ……繰り返す、
侵入者!ゲートの破壊を確認!誰か聞いていないか!!?こちらの部隊も侵入者n』
無線機からの声は、最後まで言い切ることなくブツリと通信が途絶えた。
その先の声の主がどうなったかは、分からない。
何にせよアンチスキルが持っていた物なのなら、相手もアンチスキルなのだろう。
そう考えると、侵入者がアンチスキルをこのような姿へと変えたと見て間違いないはずだ。
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。