442: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/29(月) 01:09:25.50 ID:oqJcByqvo
・・・
インデックスと別れた一方通行は、公園の公衆電話にて通話を開始した。
とりあえず、打ち止めに対して電話をかける。
しかし、相手からの返答は無い。
電話が壊れたか、落としたか、電波が届かない所に居るか、或いは。
そこまで考えて思考を打ち切った。
そもそも逃げている最中で、声を出せない状況かもしれないし、
何にせよ打ち止めの安否を考えるより、打ち止めの安否を信じた方がまだマシだろう。
兎にも角にも、こうしている間にも状況は変動して行くのだから。
一方通行は続いて別の番号へと電話をかける。
何度かコール音が鳴り響くと、女性看護師と思われる声の主が応対をした。
一方通行はカエル顔の医者に取り次ぐように命令すると、すぐに医者に代わった。
『こんな時間にどんな用件かな?』
『デケェトラブルが起きた』
『一応、『彼女達』の電気的ネットワークを介して情報はある程度集まっているけど?』
『成程なァ、そォいやそんなのもあったな。だったら話は早ェ。
あのガキは今どォなってる?』
『今は猟犬部隊の別働隊に追われていたらしいけど、上条君と御坂さんに保護されたらしいね?
ただ、御坂さんが囮になったから今は上条君と2人で逃げているようだが……』
それを聞いて思わず舌打ちをする。
まさか上条達がこんな所で暗部に目をつけられる可能性を持ってくるとは思わなかったからだ。
そして何より、自分の抱えた闇を、上条達に尻拭いさせてしまっている自分自身に腹が立つ。
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