過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
1- 20
468: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/29(月) 23:22:54.68 ID:oqJcByqvo
・・・

<天上楽土F1>

「すごくきれーな場所クマね……」

「but、暗部の人間でこんな場所を作りだせる人が居るとは思えないんだけど……」

「……確かになァ……」

そこは天国、と言う物を具現化したような場所だった。

豪奢な装飾の施された石造りの柱や壁、石畳などに木々が絡まっており、
ところどころ浮き島のような構造をしていて、一面が静かだった。

何処か中世ヨーロッパに建てられた城の園庭の様な外観をするその場所は、
純粋な「白」に覆われた世界で、人の心から生まれるこの地において、
ここまで真っ白でまっさらで、ここまで純粋で綺麗な場所を作りだせると言うのは、
とても素晴らしい事だと思う反面で、そんな人間がこの場に放り込まれたという事実にただただ驚愕させられる。

そして何より、今まで不気味なまでに放り込まれる人間が居なかったというのに、
動き出した暗部と木原の言った言葉、そしてこの状況。

どう見てもこの現状には木原数多が関わっている。
だとしたら、この場を作った人間もしくは人間達は木原の味方か、敵か。

何にせよ一度顔を合わせねばならない。
そう考えた所で入口に足を踏み入れた一方通行だが、不意に『声』が聞こえてきた。

それは初めてこの地に降り立ち、御坂美琴や9982号を伴って研究所に行った時に聞いたような、
ラジオか何かで放送しているような音声で、思わず一同はその声に聞き入った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice