過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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486: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/31(水) 18:31:40.35 ID:Av3vpw7Go
木を隠すには森の中、と言う事で人の為に尽力している研究者が居る傍らで、
人に言えないような実験を行う研究者も中には存在している。

ここ野村産業技術総合研究所には木原の研究所もあり、
その研究所から置き去りの子供達はテレビの中に放り込まれた。

そして、木原数多には放り込む事は出来てもそこから戻す術を知らない。
だが、そこから戻る力は一方通行達には存在する。
その事実を知っている木原は、一方通行は間違いなくこの研究所にやって来るはずだと考えている。

そんな訳でこの班に対する指令の内容は、一言で言うなら「時間稼ぎ」。

この研究所に20時までに一方通行がやって来た場合、
最低でも30分足止めを、可能であれば一方通行及び
一方通行に加担する者を撃破しろ、と言うものであった。

ペルソナに関する実験は猟犬部隊の面々は知らない所で行われている為、
木原の指示に頭をかしげたいところだが、命令は絶対なので
こうして待ち伏せをしつつも、影で疑問を露わにする黒づくめだった。

「さぁ、とりあえずあの人の言う事は絶対だから、来るんじゃない?」

「全く、とんでもねぇ上司が居る所に配属されたものだな、ナンシー」

黒づくめのため息に対して、どうでもよさげに返答した、女の声。

同僚の「ナンシー」という言葉に、言われた本人は思わず笑って
誰がナンシーかと呟いてしまうのだが、そう言うコードネームで行動しているのだから仕方が無い。

ナンシーは普通に普通で黄色人種のジャパニーズだ。
勿論黒髪黒眼で日本人ぽくない部位は存在しない。

本人も別にその事にコンプレックスは抱いていないのだが、
どうせなら普通に漢字のコードを付けて欲しかったものだ。

この名付け親である木原数多はきっとネットなどでは派手なハンドルネームを使っているに違いない。

(例えばなんだろう、アクセラキラーとか?)

ナンシーは自分で考えた事に自分で噴き出した。

本人は面白いのだろうが、もし仮に周りの人間達と仲が良ければ、
突然噴き出してどうしたという和やかな雰囲気に包まれるかもしれない。

しかし、このメンツではそんなことはありえない。
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