過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
1- 20
494: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/31(水) 18:40:27.77 ID:Av3vpw7Go
以前も意識を飛ばされた時にここに来た事があったが、
あれ以降この場に来る事は無かった。

いや、そもそも意識を飛ばされるような事態に陥る事が無かったからなのか、
はたまた何か別の事情でもあるのか。

何にせよ「客人」でない上条が、またしてもこの場に呼ばれた。
それにはきっと何か意味があるのだろう。

本能的に何かあると察知した上条は、改めてイゴールの方を向く。

「いやはや、本来は『今』お呼びする事は無かったはずだったのですが、
 こちらの方がどうしてもとの事ですので、こうして再びお呼び立てた次第でございます」

「ま、そーいうこと。で、どうだった?今回の敵は強かったか?」

「強いも何も……」

何もさせてもらえなかった。
訳もわからずここに来た。

そうとしか言えない。

ポツポツと語り出す上条を、影は楽しそうに眺める。

「まあ何て言うか……完敗?」

「なっさけねーなー。少し位どんな力か見定めてからこっち来いよなー」

「うるせえよ!」

何だか双子の兄弟のやり取りの様だ。
そんな2人のやり取りを、イゴールもまた楽しそうに眺めていた。

マーガレットは上条の影が飲み干した紅茶に注ぎ足して、
更に別のカップに紅茶を入れて上条に勧める。

「あ、ども」

上条はそれを受け取るとゆっくりと紅茶を口にした。

「まあ良いや。何にせよ、おめーがあいつに勝つには、『コレ』が無いと駄目だろ?」

上条の影は左手でカップを掴みながらも空いた右手をプラプラと揺らす。

「そりゃあ異能に対しては『ソレ』が合った方がありがたいけど……」

「オッケーオッケー。本当はそこのおっさん風に言えば
 『命のこたえ』を見つけたらってつもりだったけどあれだ、緊急事態って奴だな」

「は?」

どういう事だ、と上条が尋ねる前に、上条の影は紅茶を一気に飲み干して続ける。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
ex14.vip2ch.com


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice