過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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50: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/07/30(土) 17:30:43.77 ID:lqjAqMbuo
・・・

演目『茶番』
主演『ローマ正教、天草式十字凄教』
助演『オルソラ=アクィナス、一方通行』
演出『一方通行』

こんなものだろうか、今回の茶番劇のキャスティングは。

『パラレルスウィーツパーク』に、ローマ正教・アニェーゼ=サンクティスの率いる部隊のおよそ8割が集結し、息を潜めている。
残りの2割は桐条グループの学園都市に、オルソラを捕らえに行ったであろう天草式を追わせていた。

だがしかし、天草式十字凄教所属『47名』は『堂々と』一同の目の前に現れた。

「くっく、いかんよなあ。何やっとんのよローマ正教諸君。
 君達がのんびり天幕で紅茶すすっとる間に、仕込みは全て終わってるぞ?」

建宮斎字は2階建の建物の屋上で、自身の武器、フランベルジェを部隊を率いるアニェーゼに向けて、笑う。
その後ろには両手を縄で繋がれたオルソラが居た。

その事実に驚きを隠せない、と言った具合に表情をゆがめたアニェーゼは、
動揺を隠すかのように建宮を睨みつける。

「それで?わざわざ私らのとこに現れてどうしてーんですか?
 ひょっとしてオルソラは返すから天草式は許してください、とか甘ったれた事でも?
 そうですねえ、土下座してこの卑しい犬共をお許しください、位言えないと駄目ですが」

「いやあ?『負け犬』どもの面を拝みに来たのよなあ、いやあ愉快愉快!
 負け犬も数そろえりゃそれなりに威圧感出るもんだなあ!」

ローマ正教の一同から、「ブチブチッ」と何かが千切れた音が聞こえた。
おお怖い怖い!とか言いながら踵を返す建宮。

戦闘前の舌戦の軍配は、建宮に上がった。

「追え!!今すぐに!!あのクワガタをここまで引っ張って持って来い!!
 あのふざけた髪形丸刈りにしてやります!!」

アニェーゼの悲鳴のような叫び声を皮切りに、シスター達は動き出した。

それとは別に、別動隊として『渦』を探すシスターの部隊も、
インデックスに引き連れられて行動を開始する。

そんな一同の背を見つめながら、上条当麻とステイル=マグヌスはその場に立ちすくんでいた。
監視の為か知らないが、幾人かのシスターと共に。

「さて、来るかもわからない『聖人』を待つのもつまらないし」

ステイルは気だるげに上条に話しかける。

「そうだな、とりあえず俺らは交代しながら休むか」

「あ、あのあの、そんな気を抜いていては……」

気弱そうなシスターが、そんな2人を諌めようとするが、
2人は聞く耳を持たず近くにあるベンチに腰をかけるべく向かって行ったのだった。


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