561: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/09/13(火) 19:32:40.22 ID:7T4Cw5wio
その言葉を聞いた上条は鬼の首を取ったかのような顔をすると、
「今、認めたな?お前=俺だって認めたな?」
「あっ」
「だったら話は早いじゃん!戻ってこいよ!!
つーかさっさとあっち戻りたいんだっての!!」
大体、屈服させろってなんだよ!厨二病かよ!
と大笑いする上条だったが、影は自分の失言にプルプルと震えている。
しかしすぐに落ちつきを取り戻すと、軽く溜息をついて背後にいるユースティティアを消した。
「……ハァ。おーけーおーけー、何か疲れた。このまま戦っても埒が明かねえしな。
とりあえず、戻っても良い」
影の言葉を受けて、「ホントか?!」と上条は聞き返そうとするが、それより早く影の言葉が遮る。
「ただし、だ。飽くまでも緊急事態による措置みてーなモンだからな。
色々と事が落ちついたら俺は帰るぞ、第一完全には認めてねえから」
「よし!話が決まれば善は急げだ!!あっちに帰る!!あ、でもどうやって!?」
そしてそんなやり取りを、マーガレットは楽しそうに眺めていた。
「ふふ……戦わずとも、影の心を変える。か……私には出来ないわね。
力が全てじゃないってことかしら」
「……2人が本当の意味で1人になった時、手合わせを願いたいわね」
私より強い奴に会いに行くと言わんばかりの力に対するこだわりは、
やはり力を司る者にふさわしいものであった。
「心配しなくても、すぐ帰れるわ」
そして、マーガレットが上条と影を元の場所へ帰す為に案内をするのだった。
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