628: ◆DAbxBtgEsc
2011/09/29(木) 13:06:17.63 ID:ILBBzcqxo
「よーやくこの場で無事な人間を発見したんだ、さっさと会いに行きたいって思うのは当然だろ?」
その代償が靴なら、安いもんだ。とちょっと格好よさげに髪をかきあげるは、垣根提督。
どうやら戦闘中で上空に居たにも関わらず4人をいち早く発見し、
シャドウを倒すついでに自分も地面へと降りようと考えたようだ。
女の子を1人抱えながらというハンデをものともしない戦闘を目の当たりにした美鶴達は、
何が何だか分からないと言う表情をしていた。
そして何より特筆すべきは。
「あー、君達取り込み中のとこ悪いのだが……その背中の翼は……」
代表して美鶴が垣根に尋ねた。
「あ?ここが学園都市って事考えりゃわかるだろ」
ポイッとドレスの少女を地面に捨てた垣根が翼を消しながらも美鶴の質問にさらっと答える。
その際ドレスの少女が何か文句を言っていたのだが、
垣根がそれを無視するので美鶴もそっとしておこうと思い、思考を切り替える。
確かに、学園都市は「超能力者を育成する機関」である事は知っているのだが、こんな力は初めて見た。
何より垣根の発する威圧感が、「この翼はただの翼ではない」と言う事をひしひしと感じさせる。
そんな人間が突然現れたのだ。
いくら無事な人間を探すと言うことを条件に入れていたとしても警戒は解けない。
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