640: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/01(土) 06:59:09.88 ID:CDROJ70Ho
・・・
「あーもう!雑魚は引っ込んでやがれ!!!」
罵倒の言葉と同時に射出されるは、『原子崩し』と言う名の破壊の光。
一閃、シャドウ達の合間を通過するとその射線上に居た全てのシャドウを貫いて行く。
一体何度繰り返した事だろうか。
確かに弱いので倒すのに苦労は無いが、
こうもたくさん群がって来られると非常にわずらわしい。
そしてその怒涛とも呼べる攻撃を運良くすりぬけて接近してきたシャドウが1体。
麦野は右手でシャドウの頭を掴むとそのまま原子崩しを発射した。
その光景を見て麦野と共闘する少女はげっそりとした顔を浮かべる。
「逃げても逃げてもこいつらが超居ますね!
他の場所でも超こンなンだとしたら、生存者は滅多にいねェンじゃないですか!?」
ブン、グシャ、ブン、グシャ。
絹旗最愛の攻撃を擬音で表現するならこのようになるだろう。
単純な力押し。物量・重量にモノを言わせた連打。
おそらく次の日に車の持ち主がそれを見たら「ローン何年残ってたっけ」と絶望する事請け合いである。
絹旗は、ステーションワゴンを振りまわしていた。
明らかに体格と不釣り合いなそれを軽々と振りまわすその様は、
最早見る者にトラウマを植え付けるレベルなのではと錯覚を覚えてしまう程である。
その光景を捉えた麦野もまた軽くげっそりとした表情をしていた。
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