679: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/05(水) 09:15:40.79 ID:+71UYdlfo
「ちょっと借りますよっと!」
砕かれた事により剣を地面に落とした。
『判決の剣』は既に消滅しそうな状態である為、剣自体もすぐに消える事だろう。
そうなる前に、もう1体に対して一撃入れるのに使う。
「超とどめです!!」
野球のバッターのように剣を一閃させた。
『窒素装甲』の馬鹿力は剣速を限りなく最速へと近づく。
その速度は『判決の剣』と言う名を冠した剣その物と言って良いシャドウのそれを圧倒する。
「おらああああああああああ!!!」
斬。
まさに一刀両断を地で行った絹旗は、
最後の『判決の剣』を一刀の下に斬り伏せた。
そしてあっけなく剣は手と共に消滅する。
「ふぅ……おっと麦野の方は大丈夫でしょうか?ひょっとしてやられ」
その刹那、ジュッと頬を何か光線のようなものが通りすぎていった。
「……るわけないですね、分かります」
「当たり前よ、私を誰だと思ってんだ」
絹旗は小さく裂かれた頬をなぞりながら背後を振り向くと、そこには麦野沈利の姿があった。
どうやら麦野の方も戦闘を終えたらしく、まだまだ余力を残している所を見ると、
そこらのシャドウよりかは強力だったのかもしれないが、
それでも麦野には及ばなかったということだろう。
実際、『平衡の巨人』は基本的に物理攻撃しか扱えず、
一方で麦野は原子崩しによる遠距離攻撃が可能。
とどのつまりフルボッコだった。
例えば麦野が愛用している三角形のパネル。
これを『拡散支援半導体(シリコンバーン)』と呼ぶのだが、
これは簡単に言うと電子を拡散するパネルであり、
レーザーのような1点集中型の原子崩しを拡散するにはもってこいの道具である。
しかし拡散する事により威力が下がる為に、
先程拡散支援半導体を用いた原子崩しを直撃しても『平衡の巨人』は無傷だったのだ。
なら話は簡単で、原子崩しを普通に放てば良い。
それで足りないのなら更に出力を上げれば良い。
『平衡の巨人』は、その防御力の高さが仇となり
麦野の能力の練習台と成り下がってしまったのだった。
「さーて、さっさとあの翼のとこに……って」
またしても何かの気配を感じる。
背後を振り向くと、50m先から人影が徐々に近づいていた。
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