過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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700: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/11(火) 09:43:07.21 ID:4b9YOKk+o
「お前よォ、なンか勘違いしてねェ?」

「あ?」

「俺ァクソったれの悪党だ。ンなもン言われなくても分かってるっつゥの。
 つゥか人助け?木山の話か?ありゃ飽くまでも俺の為だ。事のついでに助かる道を提示しただけだ。
 別に罪を清算してェとかそォいう考えがあった訳でもねェ。
 打ち止めの事だってそォだ。別に償いとか正義とか悪とかそンな事考えてやってる訳じゃねェよ」

一息に垣根の言葉を否定すると、一旦呼吸を整える。少し溜めた後に再び口を開いた。

「……助けてェから助けるンだ。木原はぶちのめしてェからぶちのめす
 それだけの事にいちいち漫画みてェな善悪論持ってこられてもどう返答しろっつゥンだよ」

その言葉に拍子抜けしたかのような表情を浮かべる垣根。
しばらく放心したように考え込むと、ばつの悪い表情へと切り替わった。

「……悪かったな、見誤っていたよ。勝手に勘違いしちまってたらしい。
 テメェは相も変わらず俺と同じクソったれだ。さっきの言葉は訂正させて貰うわ」

それだけ言うとドレスの少女を促し共に部屋を出ようと腰を上げた。

「ちょっと気になる事があるんでな、俺らはここで帰らせてもらうぜ」

「別に期待してねェから気にすンな。帰れ帰れ」

「はん、大したムカつきっぷりだぜ、第一位」

「お前ほどじゃねェよ、第二位」

「ま、そのうち相対する事もあるだろうから、その時地面に這いつくばらせてやるよ」

「そりゃこっちのセリフだ。そンときゃパシリにでも使ってやるから安心しろ、命までは取らねェよ」

「言ってろクソ野郎。じゃあな」

「おォ」

ひらひらと手を振りながら玄関から出て行く2人。
そうして残ったのはいつものメンバー(御坂美琴不在)と春上に隣人A。


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