過去ログ - とある仮面の一方通行 そのに
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735: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/18(火) 02:28:21.18 ID:W+lugpeco
 ・・・

「すごいです……」

 圧倒的なまでにシャドウ達を蹂躙する光景。
 確かに、およそ1年戦い続けた特別課外活動部の面々が集まればある程度のシャドウなら余裕で倒せるだろう。
 しかし、それを為しているのはシャドウと言う存在を今日知ったばかりの2人の女性だった。

 そのあり得ない光景に驚愕を露わにしつつもシャドウを殲滅していくアイギスと天田乾にコロマルなのだが、
 この様子だと2人は山岸達の補助がなくとも問題無いのだろう。

 そして、注目の的となっている2人は。

「絹旗ー、そっちに2匹行ったわー」

「はいよー」

 麦野沈利は両手からズバズバと『原子崩し』を放つ。
 それによってシャドウの大半は近づけずに消滅するのだが、その合間を縫って近接してきたシャドウを絹旗最愛が相手をする。

 そのコンビネーションは、元々は戦闘用に造られたアイギスをして認めるほどであり、
 対シャドウ戦においては山岸風香らに軍配が上がるだろうが、しかしシャドウと言う存在を知った今。

「は!雑魚は雑魚でもわんさかいりゃ邪魔になるわなぁ!!
 いい加減うっぜーんだよチンカス共がぁ!!」

「まァ、所詮は、超、雑魚、です!!」

 如何に速く動き、如何に敵を多く倒し、如何に手数を少なく戦闘を終えるか。
 言うなれば戦闘の効率化においては暗部で長く生きてきた2人に軍配が上がる。
 そして、その暗部で培ってきた戦闘技能は対シャドウ戦でも健在していた。

「ラストォ!!」

 絹旗の叫びとは裏腹に残りのシャドウは10体程居る為、明らかにラストであるとは言えない。
 一体どうするのだ、とアイギスは弾薬を補充しながら足を止めた。

 すると絹旗は最も手近に居た『失言のアブルリー』を鷲掴みにしたと思うと、
 思い切り中に放り投げつつも麦野から三角形のパネルを受け取った。

 ―――拡散支援半導体(シリコンバーン)だ。

 山岸達はそのパネルの存在を知らない為一体どうするのだと言わんばかりにそのパネルに注目する。


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