775: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/10/23(日) 04:14:13.02 ID:Z+vgETdzo
「だってあれ、無理矢理動かされてんじゃん。それを寄ってたかってってイジメですか?
イジメ、ダメ、ゼッタイって標語しらないの?」
確かに、抵抗している。
こうして話が出来ているのも風斬が動くまいと抵抗しているからなのか、
全身から聞いていて嫌な音が鳴り続けていた。
だがその抵抗もいつまで持つかわからない為、決断を迫られる。
「あー、何だ。私に構わず行け!とかカッケー事言われんの期待してるならそんな期待はドブに捨てちまえよ。
私は操られてるとは言え私の力ぶつけても原型とどめられる奴を相手に出来るのがありがたいだけだし。
むしろアンタらはここに居られると邪魔なのよ。あ、絹旗もだからな。馬鹿力を瓦礫撤去で発揮しろよ」
適材適所だ。そう言い残した麦野はこれ以上話す事は無いと言わんばかりに天使を見据えた。
短い付き合いだが、麦野沈利という人物は自分の我儘は絶対通す、
と言ったお嬢様気質だと理解していた為、山岸達は溜息をつきながらその場を離れて行く。
「……無理そうだったらさっさと助けを超呼ぶ事ですね。文字通り超すっ飛んできますから」
「誰にモノ言ってんのよ。私は第四位だぞ」
「そーでしたね。流石ですぅ」
その口調にイラッとした麦野は絹旗最愛を原子崩しで追い払うと、ようやく布束の方を振り向いた。
855Res/840.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。