過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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578: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/01/28(土) 22:39:41.28 ID:jd3clNu6o
勇者「・・・」
勇者(贈り物は敷居が高いか。)

勇者「いや厳密に言うなら、贈り物、とは違うな。もとは他人の物だからな。」
勇者「ただお勧めするだけだ。この色のがもう一本あったほうがいいんじゃないか、とな。」

孫「いや、そ、そんな!お、おれは別に・・・!」

勇者「ん?さっきもう少し多いほうがいいって言ってたじゃないか。」

孫「あ、あれはお前が・・・!」

勇者「俺は確かに聞いたぞ。そうだな、ってな。」

孫「う・・っ!」

勇者「ほら、一本だけでいいから選んでみろ。結構細かく色が分かれていて選び甲斐があるぞ。」

孫「いや・・・でも・・・!」

勇者「あの子の髪色は綺麗な栗色だ。派手な色はあまり似合わないと思うだろう?」

孫「・・・。」

勇者「だから俺はこの辺りの色がいいと思う。お前はどれがいいと思う?」

孫「・・・お、おれ、は・・・。」

孫「・・・・・・。」

勇者「ほら、俺が選んだこの中から一本選ぶだけだ。簡単だろ。」

孫「く・・・。」

勇者「早く選べ。ほら。」

孫「い、一本目と同じ色のこれがいい、と、思う。」

勇者「そうかそうか。じゃぁ持っておけ。」

孫「お、おれ、が・・・。」

勇者「選んだだけだ。そしてお勧めするだけだ。」

孫「そ、そうだよな。贈り物、じゃない。うん。」

勇者(どう考えても贈り物だ。)

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