過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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671: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/03/06(火) 17:43:05.24 ID:4JeG5lWQo
勇者「・・・。」

老人「あの馬鹿孫が、あなたと出会ってから、妙に素直になりました。弓以外に価値を見出して、人を思いやれるようになり始めています。」
老人「あなたとの出会いが、この事態を招いたとも言えますが、きっと神の試練なのでしょうな。」

老人「これを乗り越えれば、きっと・・・他族との交流が復活するでしょう。それも前のような不完全な形ではなく、完全な形で。」

老人「そうなるのはだいぶ後になるでしょうが・・・老い先短い私の楽しみが一つ増えました。」

勇者(自分の孫を、死地に送るのは、この島特有の宗教観により悪い事ではないと・・・いう事だろうか。)
勇者(手向けが使えるかわからない弓・・・。不十分な気がする。しかしだいぶ特別な物ではある。)
勇者(孫が今回の事をどこまで話したのか知らないが・・・この老人は知りすぎている気がする。そして自分が知っていることを隠しているような・・・。)

老人「どうしました?」

勇者(・・・)
勇者「いえ、何でもありません。分かりました。一緒に渡しておきます。」

勇者「・・・では、失礼します。」
ザッ!ザザザザザ・・・



老人「・・・神が用意した試練を島の外の者が先導して乗り越える。」
老人「神の予定帳には載っていない予定。・・・特異点の先導者。」
老人「いつか神が解放される時がくるのかもしれない・・・。」

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祭壇

青年「おかえり。遅かったね。」

妹「もうだいぶ冷めちゃってるけど・・・。」

孫「何を話してたんだ?」

勇者「ただいま。冷めてても食べるよ。・・・あの子と一緒に居たから遅くなった。」


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