過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/22(木) 00:46:54.84 ID:7HUjMbRPo
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勇者「さて・・・魔王の示した場所に行くには地を這って行くしかない。」
女戦士「なんでだ?お前転送術使えるんだろ?」
勇者「転送術は汎用性はあまり高くない。ちゃんとした座標を知らないとかなり危険だ。大地の高さや樹木等の障害物の有無が重要な要素になってくるからな。」
女戦士「間違えると地面に埋まったりするって事か?」
勇者「転送地点に障害物があるのならまだいい。魔法が発動しないからな。問題は高低差の誤りだ。下手をしたらかなりの高さか落っこちる事になる。」
女戦士「ふーん。大変なんだな。」
女魔法「・・・魔法は条件がたくさんあって大変。魔法の条件だけをたくさん覚える条件学士っていう仕事もある。」
女僧侶「教会にもそういった方が居ます。書物に教えを残してはいけないから、口伝で残しているそうです。」
勇者「そうなのか?俺が読んだ本には回復魔法は乗っていたぞ。」
女僧侶「それは教会にとっての異端者が書いた本でしょうね。人を救う術を広く伝えて何が悪いのか、って・・・。正直私もその点については同意します。」
女戦士「色々あるんだな・・・。」
勇者「それで、この平原を進む間は馬に頼ろうかと思う。馬の飯はありがたい事に生えているからな。」
女戦士「馬か・・・。」
女魔法「・・・。」
女僧侶「どうするんですか?確かに馬は体力のある優秀な動物ですが乗馬には経験が必要ですし・・・」
勇者「あ、いや。馬と言っても全員分用意するわけじゃない。馬車を使おうかと思う。」
女僧侶「馬車を?」
勇者「あぁ。少しは早く進めるだろう。」
女戦士「でもこの先道が整備されてるってわけじゃないんじゃないか?馬車の安定した速さは道があっての事だろ?」
勇者「道は確かに荒れ気味のようだがちゃんとある様だ。そもそもここは西大陸聖国家が開拓をしていたのだから、荷物の運搬に馬車を利用していたはず。」
勇者「十分使用できるだろう。」
女魔法「・・・それで、どうやって馬車をもらうの?」
勇者「・・・まぁ、お金を使って、かな。」
ガシャ
女戦士「なんだこれ?随分高級感のある袋だな。」
女僧侶「・・・これ、紐は蛇の皮ですし、袋も高級な布ですよ?金糸で飾りまであしらってありますし、高級感だけじゃなくとんでもなく高級では・・・。」
女魔法「・・・。」
ザシャァ!
女戦士「・・・うっへぇ。」
女僧侶「こ、これ、全部金貨ですか!?」
女魔法「・・・ピカピカ。」
勇者「俺の世話をしてくれた人が入用になるはずだから持って行けと・・・。」
女戦士「とん・・・でもない金額だぞ。具体的に言えば家が建つ。」
女僧侶「そ、それも中流の上くらいの家、ですね。」
女魔法「金色って本当に光るんだね。」
勇者「普通に机から取り出していたんだが・・・」
女戦士「そうか、お前は金なんて使えなかったからな。頭でわかってても実際どれだけすごいのか実感わかないんだろ。」
勇者「正直な・・・。それに金の価値は場所によって変わってしまうし・・・」
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